| 名古屋にて |
先日、娘の関係で名古屋に行ってきた。久しぶりの名古屋ではあったが、非常に経済が好調のような印象を受けた。タクシーに乗ったとき運転手さんに聞いても「景気まあまあ良いね。」と即座に答えていた。熱田のほうに行くときにその広い道路の話になり、運転手さんは戦災後の区画整理でできた道路であることを説明していた。 名古屋こそ、今話題の映画「明日への遺言」の舞台であり、これらの新しい町並みは名古屋空襲の後の事業でできたのである。運転手さんは「あの向こうに愛知時計電機があり、あの辺が最も空襲が激しかったんですよ。」と説明してくれた。 愛知時計電機とは私の友達も勤めている計測機器メーカーであり、水道メーター、ガスメーター等計器類では国内トップの企業である。しかし戦前は零戦とともに活躍した99式艦上爆撃機をはじめとする有名な航空機製造メーカーでもあった。その主力工場があったところが激しい空爆を受けたのだ。 愛知時計電機以外にも零戦を作っていた三菱重工業が米軍によるすさまじい空爆を受け大損害を受けた。 しかし私はそれらの戦争と関係ない部分で名古屋の底の厚さを感じていた。 というのは、そのあと「ノリタケの森」を見学したのだが、そこがまた素晴らしいのだ。日本の高級陶器の代名詞となっている「ノリタケ」だが、この創設者は明治の初期から貿易の重要性を認識し世界を舞台に活躍し「ノリタケブランド」を築き上げてきたのだという。すなわち考え方が先進的なのである。このノリタケからはその後、TOTO等いくつもの関連する大企業が生まれそして発展しているのだ。 ノリタケ以上に世界的な企業になったところもある。トヨタ自動車である。本社は豊田市だが名古屋圏である。 他にもブラザーやパロマ、など世界的な企業がたくさんある、それが名古屋だ。 空襲などものともせず、むしろ戦後更なる発展をしてきた名古屋の企業群の力強さに圧倒されるばかりである。
一方東北はこのような企業群の集中はない。やはり農林業が主体である。それを支えるためにも道路事業や圃場整備など公共事業が必要なのだ。マスコミや民ス党がなんと言おうと。こんなことがあった。ある田舎のほうでの境界立会いのときに出会った地権者さんが言っていた。「ここの土地改良のおかげでやっと家から町道までの道路ができたんです。ありがたい。」 「ノリタケの森」では陶器の作り方を見学した。さらには皿などに絵付け体験コーナーもあり色塗りをした。帰りにはつい余計な食器まで買ってしまった。一週間後、絵付けをした皿などが焼き付け完成品として送られてきた。焼付け後は色がかなり変わっていた。「やはりここは黄色にすべきだった。」と後悔してみても始まらなかった。 また一つ余計な「物」がテーブルの上に目障りに陳列されているのであった。
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