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良ちんの『日常を旅するブログ』
土地家屋調査士 斎藤良一が、旅や映画、読書等日常をつれづれなるままに書き綴るブログ
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疾風に勁草を知る
南三陸 気仙沼市にて、45号線から撮影

おとといも調査士会に届いた支援物資を気仙沼や南三陸町の仲間たちに届けるべく行ってきました。
石巻市以上に悲惨で言葉もありませんでした。
この45号線も何か所も寸断されたのですが、自衛隊の工兵部隊の活躍で瞬く間に暫定的な道路ができていました。
だから支援物資が届けられるのです。
(反自衛隊のメディアは一切この自衛隊の素晴らしい活躍を伝えることはありませんが。)
この道路の西側も100mから200mの奥まで、すべての建物が流されていました。
まさしく町が壊滅したのです。

テレビでは被災者が登場し震災や家族への思いのたけを話していて涙がこぼれました。
しかしながら愚痴をこぼしたりする人は少なく、一番苦しいはずの被災者たちが感謝の念と、離れている家族を逆に心配する言葉を述べることに驚きました。
大船渡のお父さん、お母さんは、東京で暮らしている息子へ次のように語りかけていました。
「東京にいる〇〇、お父さん、お母さんは無事です。家は流されてしまったけど今は避難所で皆さんから頂いた支援物資のおかげで暮らしております。お父さんもお母さんも大丈夫だから心配しなくていいからな。間違っても心配して大船渡さ来たりしてはだめだよ。〇〇は健康に気を付けて、とにかく一生懸命仕事に頑張りなさいよ。」

また自分以外の家族全員をなくしてしまった若い女性は、悲嘆にくれるどころか避難所でボランティアで働いていた。
しかし一方次のような年配の被災者の心情に触れた時も心が揺さぶられる。
「自分の命だけは助かった。だけど他の家族も全員失った。家も何もかもと一緒に。
今後のことを考えると果たして自分の命だけが助かったことはよかったのか悪かったのかよくわからない。」
確かにこの考えもわかる。
世界中の人が「がんばれ」と言い、「命だけでもあればよかった」という。
反日メディアは「涙の再開」「奇跡の救出劇」「涙の別れ」と例によって感動劇を必要以上に演出する。
しかしながらこの震災もある程度落ち着けば、すべての日常が始まる。
その時独りぼっちになってしまった人のむなしさをどれだけ理解できるだろうか?
多分反日メディアも数か月たてば、どうでもいい「お相撲さんいじめ」「海老蔵ねた」「沢尻エリカねた」などに戻ることだろう。

しかし総じて三陸の被災者たちは冷静に対応しており、みんなで分かち合い、感謝の念を持ってこの難局を成りきろうとしており、この強い精神にただただ脱帽する。

何度被災者たちの言葉を聞いても感動すると同時に、その精神的な強さにタイトルの言葉を多くの人が思い出すのではないか。
「疾風に勁草(けいそう)を知る」

勁草とは強い草という意味であり、嵐にあってこそ初めて強い草であることを知る。
転じて、厳しい試練があって初めて強い意志や堅固な人であることがわかるという意味である。
しかし、勁草は被災者だけではない。
福島の原発事故における東電の50人の作業員、自衛隊、警視庁、レスキュー部隊の方々の決死を覚悟しての行動はすごい。
日本の命運が彼ら決死隊にかかったのだ。彼らの死をも恐れぬ行動のおかげでいい方向へ向かっているようだ。
世界のメディアは称賛し特に東電の50人の作業員を高く評価している。
彼らもまた勁草である。

江戸時代の安政年間に和歌山県でやはり巨大地震と津波が襲ってきたことがある。
そのとき浜口儀兵衛という庄屋さんは多くの村人たちを助け、震災後は津波対策に私財をなげうって堤防を築いた。
それだけではなく「耐久塾」という名の塾を開き子供たちの教育に力を入れた。
この塾の思想が今も伝わり、現在は耐久中学、耐久高校となっているという。
大事なことは耐久だという。久しく耐えしのぶですぜ。
まさしく勁草だ。

我々国民が一人ひとりが勁草となって乗り越えましょう、この国難を。

南三陸1 北上川沿いの古くからの農家の水屋(倉庫)
水害になってもこの水屋だけは水害を受けないように一段と高くなっている。農家の知恵である

私の本業のホームページ 不動産法コンサル・サロン http://www.estate-consultant.jp/
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【2011/03/21 14:40】 | 日記 | Author:斎藤良一 E-mail:info@estate-consultant.jp


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