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良ちんの『日常を旅するブログ』
土地家屋調査士 斎藤良一が、旅や映画、読書等日常をつれづれなるままに書き綴るブログ
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村上手帳
最近読了した本(本当は斜め読みですが)に村上手帳の研究という本があります。
これが驚くべき本でしたので今日はこの話を書くことにしよう。

明治時代に陸軍参謀本部・陸地測量部の測量班員として活躍した宮城県伊具郡出身の村上千代吉という方がいました。
陸地測量部での測量は多岐にわたるのですが、その中でも最も困難の伴う外邦測量(外国で測量して地図を作る)もしていました。
この外邦測量もいろいろなものがあるわけですが、例えば軍隊に守られながら測量する場合、外国から入手した地図を再確認する測量など・・・
ところが偵察部隊と同じぐらい過酷な外邦測量があったのです。
それが軍事作戦のための秘密測量です。
村上千代吉は主に中国でこの秘密測量に従事したのですが、なんと千代吉の妻が亡くなりその遺品を整理していた孫の礼治氏が偶然見つけたのがこの村上手帳でした。
この約30冊の手帳は34年間にわたる外邦測量の旅の備忘録的なことが書かれていました。

「明治38年5月11日陸地測量部長より辞令を受く、
月俸20円を給す、第3地形班員を命す、韓国安州行となる」
「11月至急特別命令をもって朝鮮の安州、楚山、鴨緑江沿岸にわたり40名の測量員、氷雪を踏み寒風骨を刺す、厳冬において約30日間の任務を遂行して外業を完了す。」

しかしこういった普通の外邦測量のときもありましたが、あるときに特別に選抜され(16名だけが選ばれた)潜入秘密測量を中国で行うことになったのです。
潜入秘密測量とは、商人などに変装し軍事作戦に必要な簡易な地図を作ったり、情報収集をしたりすることです。
完全にスパイ、工作員、偵察員です。
危険の伴う仕事であり、つかまれば確実に処刑される運命にあるのです。満州には超危険な馬賊もいました。
次のような記述もあります。
「測量殉難者明治39年4月6日惨死、蒙古前西家子付近、稲田悦之助」

村上千代吉は主に薬売りの行商人に変装し秘密測量を行っていました。
語学力もなければならないだろうし、精神力、体力、状況判断力もなければだめでしょう。
一方、家族にも危険な秘密測量をしていると知らせるわけもないでしょうから、本当に孤独な仕事をしていたことになります。
軍事作戦というのは戦闘は華々しくてましてや勝利したときは兵士たちは讃えられますが、実は戦闘のはるか前にこうした目に見えない軍事作戦が展開されていたのです。
誰にも気づかれずに秘密測量を行い、つかまればほぼ確実に処刑される。うーん、なんてすごい任務なんだ。
こういった偉大な測量に従事した方々にも我々はもっと尊敬の念を持たなければならないと思うのです。
しかしたまたま村上手帳が出てきたから彼らの実体の一端を知ることが出来たのですが。

ところで数年前から、中国の測量船が日本近海のあちこちで測量していることが目撃されています。
また島根沖では揚陸艦(戦闘のときは戦車を大量に積む船)も目撃されています。
いつでも日本への侵略を開始するための準備がなされているのです。すでに軍事作戦が展開されていると見るべきでしょう。
軍事作戦の前にまずは測量をはじめとする偵察行動をするのは当然です。

しかしもっと巧妙な工作が40年前から続けられている事実も知るべきです。
たまたま中央学院大学の西内雅教授が東南アジア歴訪中に入手した中国共産党の秘密文書にその恐るべきシナリオが記載されていたのです。(ちなみにこのシナリオどおりにこの40年間が過ぎています。)
この文書こそ「日本解放第二期工作要綱」と言われるもので、その趣旨は
「日本が保有している国力のすべてを中国共産党の支配下に置くための戦略」です。
この目的のための巧妙な戦略が書かれているのです。
その中には「すべての日本人に中国への親近感を抱かせるという心理戦を展開せよ」があります。
まさしく、パンダ、トキで日本人の心を捉まえろ、あるいはピンポンをはじめとしてスポーツ交流、文化交流を活発化させろ、
留学生を大量に入国させ交流を深めよ、商工会議所に潜入し経済取引を活発化させ中国抜きでは経済が成り立たなくなる様なシステムを作れ・・・
マスコミや教育界に潜入し日本の子供たちを洗脳させよ・・・

さすがは孫子の兵法の国です。じわじわと日本を真綿で締め上げていることがわかります。
日本もかつてのF機関や南機関などの謀略機関や防諜部隊が必要とされる時期が来ているようです。

しかし、それにしても村上千代吉の外邦測量や秘密測量の大変さを知ってしまうと、我々のやっている境界確定測量のなんと平和なことか、そのありがたみを感じてしまう今日この頃でした。
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【2011/01/30 17:21】 | 日記 | Author:斎藤良一 E-mail:info@estate-consultant.jp


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