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良ちんの『日常を旅するブログ』
土地家屋調査士 斎藤良一が、旅や映画、読書等日常をつれづれなるままに書き綴るブログ
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秋山参謀の真髄
NHKニュースで伊勢神宮のことが報道されていた。今年の参拝者は異常に多く800万人を越えるとのこと。
この数字は、昭和15年以来だという。昭和15年といえば大東亜戦争の始まる前年であり、解説者は現在の日本のおかれた国民の不安の表れではないかと言っていた。

同じNHKの日曜日放映の「坂の上の雲」がおもしろい。
いよいよ日露戦争が始まるというところだ。つくづく秋山真之参謀の魅力に取り付かれている。
日本は当時、秋山参謀、東郷平八郎元帥、島村司令官という類まれな天才参謀たちが出現し奇跡的な勝利をものにした。

秋山参謀が胃腸病で入院しているシーンがあった。このとき病室で熱心に読んでいたのが「野島流海賊古法」というものだ。
実は秋山参謀の家系は、伊予水軍の子孫であり、この水軍の戦術書を読んでいたのだ。
この「海賊古法」の中に恐るべき戦術が書かれている。
・・・敵の分力に努めよ、・・・船を攻めずして人心を攻めよ
・・・敵の気を奪えよ

まさしくこれは「孫子の兵法」と同じにおいがする。
「兵は詭道なり」・・・戦争とは敵をだますことである。
正攻法、奇襲作戦、陰と陽、静と動、虚と実、心理戦、奇襲と見せかけ正面突破、その逆・・・なんでもありなのである。
「およそ戦うものは正をもって合い、奇を持って勝つ」・・孫子
重要なことは物事の二面性を理解し、刻一刻と変化する状況を正しく把握し、「臨機応変」な対応こそが勝利の要諦だとのことだ。

これらの戦争の理解、二面性の理解がとりわけあったのが秋山参謀といえるのではないか。
戦力では圧倒的にロシア海軍に負けている状況の中、無線のケーブルを日本海に張り巡らし、奇襲作戦であるT字戦法、七段構え戦法を編み出した。
さらには強力なロシア海軍を裏で支える石炭船などの輸送船に狙い撃ちをして補給を立つ作戦。・・・

つくづく大東亜戦争時の愚将・南雲海軍中将、栗田海軍中将との違いがわかろうというものだ。
この方々は、ミッドウェイ、ソロモン、マリワナ、レイテ、珊瑚海・・・すべて負けである。
正攻法だけというか、戦争の二面性の理解がないというか、臨機応変じゃない。
例えば日本軍の生命線である輸送船がアメリカ軍の潜水艦群にやられ放題だったけれど、これに対する護衛がやばいというか、あるいは真珠湾攻撃にしても第二次攻撃をしないことにより燃料タンクが温存された。
レイテ湾突入をせずに謎のUターン・・・、陸軍のレーダーは最後まで暗号解読されなかったのに、海軍は早々と解読されていたり、・・・

秋山参謀は言う。「万事、虚虚実実、臨機応変たるを要す。虚実気変に適当して始めてその事なる。」

驚くべきは日露戦争が終わってからの情勢変化を解読する能力である。
「現時、全盛の海軍は、無用の古物となって、空軍万能の時節となりましょう。」
な、なんと大正時代に、それも栄光の海軍の中心人物が、これからは海軍ではなく空軍の時代になることを予測しているのである。すごすぎるよ、秋山参謀。

しかしながら、日本は中島飛行機の中島知久平氏等、航空母艦を主体とした海軍、あるいは空軍創設の提案を却下し、日露戦争時と全く同じ戦艦主体の正攻法だけの艦隊決戦を挑み敗れるのである。
アメリカ軍が早々に海兵隊の創設、新型レーダーの開発、高高度飛行を可能にする戦闘機開発、潜水艦による輸送船に対する無慈悲な攻撃、戦略爆撃という非道・・・
まさしく孫子の兵法、海賊古法のいう「兵は詭道なり」を実践するえげつない作戦の数々によってアメリカ軍は勝利するのである。

しかし、しかし秋山参謀はさらに続ける。もちろん大東亜戦争のはるか前の言葉である。
「負けるも目的を達することあり。勝つも目的を達せざることあり。真正の勝利は目的の達・不達に存す。」
大東亜戦争には確かに敗北した。徹底的に。
しかしこの戦争の目的の一つは、アジアから無慈悲な植民地主義者である白人どもを追い払うという崇高な目的があった。
日本軍の死力を尽くした戦いによってその後どうなったか?
イギリスもオランダもフランスもアメリカもすべて植民地を失った。
アジアの各国は始めて独立したのである。日本軍のおかげで、我々の先祖たちのがんばりによってである。
そういう意味では勝利しているのである、我々の先祖たちは偉いなと思うのである。

日米激戦の象徴とも言える硫黄島には今も日本兵一万人の遺骨がそのままの状態である。
やる気のない厚生省は遺骨収集事業もやらないのである。
ところが先日、寒総理大臣はめずらしく硫黄島を訪問した。兵士たちの霊を慰めるためだという。
めずらしいことだと思ったら、なんと軍手をしたままの慰霊である。日本兵の霊たちもさぞかし不快であっただろう。
そもそも靖国にも行かない、心のない男の正体がばれた瞬間であった。

秋山参謀は言う。
「戦術、戦略といったって、まずは愛国心がなければ何の戦略ぞ。」
さらには
「世界の地図を眺めて、日本の小なるを知れ。」
まさしく日本は「弱者の戦略」で行くしかないのだと偉大な参謀は言うのである。

天長節、すなわち天皇誕生日の前日に記す。

私の本業のホームページ 不動産法コンサル・サロン http://www.estate-consultant.jp
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【2010/12/22 11:53】 | 日記 | Author:斎藤良一 E-mail:info@estate-consultant.jp


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