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良ちんの『日常を旅するブログ』
土地家屋調査士 斎藤良一が、旅や映画、読書等日常をつれづれなるままに書き綴るブログ
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子平町にて

先日、子平町の地権者さんのところに打ち合わせに行ったのですが、このお家がとても素敵なのです。
打ち合わせが終わってから、思わず次のようなことを言ってしまいました。
「玄関から入ってすぐのこの障子がとてもいい感じですね。なんか懐かしい気がします。」

半子町2 

すると地権者さんは、「結構古いうちなんですよ。」といいながらも奥座敷に案内してくれ、家紋のことやとても珍しいもみじの木でできた化粧柱などの説明をしてくれました。

私が感動していると、地権者さんはここの土地の歴史を語るのでした。「この辺は、今は子平町っていうでしょう。でも昔は半子町って言ったんですよ。この半子町っていうのは、本当は半甲町からきたんですよ。
このあたりは伊達藩時代の鉄砲隊がいたところなんですよ。鉄砲町のほうはいわゆる鉄砲であり、こっちは大砲の部隊ですかね。
うちの先祖ももちろんこの大砲隊にいたわけです。
この大砲隊はどういうわけか、半分の甲をかぶっていたらしいのです。頭の前の部分を出していたって言うかね。
この半分の甲をかぶっていた部隊がいた地域なので、半甲隊→半甲町→半子町ときたわけです。
今考えれば奇妙な甲ですけど。あ、そうそう、斎藤さんに見せますか?当時のご先祖さんが着ていた鎧甲があるんですよ。
ちょっと出すので待っててくださいね。」

半子町1 

どこが半分なのかよくわからなかったけど、土地の打ち合わせで言って、ここまで見せてくれたことに感謝し私もめいっぱいでした。
そしてここ半甲町は、大砲の部隊がいただけでなく、大砲や弾薬も作っていた伊達藩にとってもかなり軍事的に重要な位置だったということを教えていただきました。

なるほどな。仙台藩は江戸時代初期においては、幕府が恐れるほどの巨大な軍事力を持っていたと聞いたことがあります。
矢野目鉄砲隊、片倉鉄砲隊、国友鉄砲隊・・・
大砲部隊のことは初めて聞いたのでとても驚きました。
ただ時代が下り、江戸時代末期になると、平和ボケってことも無いんだろうけど、かつての偉大な伊達の鉄砲隊がことごとく打ち破られることになるわけです。
そう、戊辰戦争での大敗北。とりわけ「駒ケ嶺城の戦い」はみじめでした。伊達藩の旧式の銃や大砲に対して、官軍側は新式の銃や大砲。全く歯が立たず全滅に近い敗北を喫するのです。
やはり常に自分の国の国益を見据えて、軍事力の強化を忘れてはならないのだなあと思ったしだいでした。

ところで今日、3月31日って何の日でしょうか?
実は幕末に結ばれた「日米和親条約」締結の日です。
まさしく日本がアメリカの軍事的脅威に敗北し、屈辱的な開国をむりやりさせられたその日なのです。
我々の先祖たちは、このときの屈辱を忘れず、明治維新後に軍事力、経済力で力をつけるよう誓った日でもありました。
この屈辱的な条約をまざまざと体験し、ついに平和ボケをしていた江戸幕府、技術的に産業的に遅れていた江戸という前近代的なものを打ち破るべく立ち上がった人たちがいました。「尊皇攘夷」の旗を立てて討幕運動が巻き起こったのです。
この運動体が江戸幕府を倒し、みごとな近代的な国を作りました。

現在の日本はまさしく江戸幕府です。国益を忘れ、軍事力も形だけであり、まさしく「腰の軍刀は竹光か?」と世界から物笑いされているのです。
在日中国人は日本の警察のことを「小児科」という隠語で呼びあっています。小児科とはすなわち「ぜんぜん恐くない。」という意味です。
いつのまにか日本は、軍事力も警察力も無力の、情けない国になってなっていたのです。

江戸時代初期に活躍した強力な軍隊だった「仙台藩の半甲隊」、それが時代が下りいつの間にか形だけの弱くなっていた軍隊。
この姿はまさしく現在の日本そのものでは無いだろうか。

私の本業のホームページ 不動産法コンサル・サロン http://www.estate-consultant.jp

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【2010/03/31 21:20】 | 日記 | Author:斎藤良一 E-mail:info@estate-consultant.jp


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