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良ちんの『日常を旅するブログ』
土地家屋調査士 斎藤良一が、旅や映画、読書等日常をつれづれなるままに書き綴るブログ
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梅雨前線の功罪

ニュースで、山口県や九州地方での梅雨前線の停滞に伴う、集中豪雨、洪水の被害が報道されていた。
本当にすごい集中豪雨であり、一時間当たり100mmを超えているとのことだ。
通常1時間当たり35mmを超えたら大変なことだというのに100mmだからな。半端じゃない数字だ。

日本という国は、冬の雪害、梅雨前線、台風、地震など自然災害が多い国である。しかも日本列島は中央に高い山脈があり幅が狭いために大量に降った雨の一部は急流となって河川を流れる構造になっている。
そのため、とりわけ梅雨前線の停滞に伴う災害は、必ず起こることが予期されている。

水三法と呼ばれる法律群がある。河川法、森林法、砂防法の三つのことを言う。日本は洪水などの災害が多いためこれら水三法を定めて少しでも食い止めようとしている。
森林法の中には保安林という制度を設けて乱開発をとめている項目はあるもののやはり森林の利用と山を守ることも含めてもう少し改善が必要な時期に来ているのだろう。
もちろんマスコミのように平時は、砂防ダムなど無駄遣いだと騒ぎながら、いざ災害になると「なぜ国は砂防ダムを作らなかったのでしょうか?」と批判的にアナウンスする見上げた根性には驚くが。

かつて旧制一中に入学したばかりの赤木正男は、そのときの校長、新渡戸稲造から次のような言葉を受けそれが彼の砂防人生を走るきっかけとなる。
新渡戸校長「いいか、一番地味だけど、最も国民にとって大事な仕事をしなさい。例えば砂防だ。日本は集中豪雨や洪水が頻繁に起こるそういった地形なんだ。誰かこの中に一人ぐらいいないか、砂防に命かけてみるやつは。」
なんと、赤城少年はこの言葉に感銘し、そして砂防に命をかける人生を送ることになる。
(砂防会館にある銅像こそ赤木正男である。)

しかし梅雨をただただ悪いものとだけはいえない。日本の水の豊富さ、それを支える膨大な森林群、あるいは梅雨時期にとりわけ活発になるカビ、すなわち麹菌を利用したさまざまな食品、例えば酒、味噌、醤油、かつおぶし
これら醸造業の発達は高温多湿の梅雨時期があってのことである。

もう一つ梅雨前線の到来を予知して戦争に勝利した戦国武将を紹介することにしよう。織田信長である。「梅雨将軍信長」という新田次郎の小説で知ったことなのだが、信長には平手左京亮という家臣がいた。この平手は鼓を叩き空気の振動から数時間後の天気を知る術を知っていた。これにより今川義元を奇襲し壊滅させ、武田勝頼を長篠の合戦で破ったということだ。ただこの平手という男はただ単に天気を予想する気象予報士ではなく、運気そのものを予想する方だそうだ。その平手が京都・本能寺に入ることをひたすら止めようとした。
「殿の御運が飛躍するときは必ず温気(梅雨期)中の戦いでありました。今川しかり、武田しかり、しかし、現在は没温気(空梅雨)すなわち、温気異常の時期です。なにとぞとどまりあそばせ。」
この平手の意見を無視して信長殿は側臣に討たれてしまうのだ。

日本という地形状、梅雨前線が停滞し洪水や集中豪雨が来ることは避けられないことである。これらがくることを前提にして砂防ダムを作り、植林を進め、山の守り手が生活できるようにすることが肝要であろう。
現代の信長殿、すなわちマスコミという特権階級のはしゃいだ報道などなんの役にも立たないのだから。

私の本業のホームページ 不動産法コンサル・サロン http://www.estate-consultant.jp

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【2009/07/26 14:59】 | 日記 | Author:斎藤良一 E-mail:info@estate-consultant.jp


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